今 

日々のブログ。

「親の心子知らず」(子の心親知らず)

80代後半の叔母と、
月はじめに一回、1時間半から2時間ほど電話でおしゃべりします。


話の内容は、加齢に伴う身体の衰えについて、
あーでもない、こうでもないと、行きつけドクターとの会話を、
再現しながら二人で考察(笑)(大きな病気はありません。)


最近は、自分が死んだ後の事がメインになってきて、
お葬式代とお墓と貯金などの話が多いです。


いずれ私も、老いていくのだからと気楽に、参考にしながら聞いています。


コロナ前は、毎年、叔母のところで三週間ほど過ごさせてもらっていたので、
叔母が心配なことや書類の手続きなどを一緒に片付けました。


今は、とにかく、お墓の存在が子どもの重荷になるといけないから、
片付けたいと思っていると。ここ数ヶ月、切実に言います。


       何でなのかなぁ?  


そんなに、先祖のお墓が重荷だったのかな?と思い、


先日の電話で、叔母に聞いてみました。
叔母にとって、お墓の存在は重荷なの?
(って、叔母の家のお墓には、叔母の旦那さんだけ)


我が家のお墓には、両親と祖父母、祖祖父母の6人が眠っています。
両親が他界してから42年になります。


若い頃お金がなくて、寄付やお寺の修繕費用を求められた時に払えず、
檀家をやめたいとずいぶん悩みました。ちょっと田舎なので、
周りの人たちに恥ずかしいという思いもありましたが、
無い袖は振れないと、勇気を出して檀家をやめさせていただきました。


お寺に預けてあった位牌を引き取りに行き、お墓の中に入れました。
お墓は、公営墓地だったので、お寺とは関係ないので、そのまま残し、
そのお寺とは違うお寺で、永代供養をお願いしました。
毎年、命日に供養しましたよと、お知らせのハガキが届きます。
    帰国の際には、そのお寺に立ち寄り
          サプライズで先祖供養のお経をあげていただきます (*^^*)

私は、あったからと言って重荷に感じたり、
墓じまいを考えたことがなく、
逆に心の拠り所にしていたような気がするので、
叔母がそこまで思い詰めて、我が子の負担になりたくないという、
気持ちが理解できずにいます。


我が家のお墓は、兄弟がお世話してくれていますが、
兄弟も特に墓じまいを口にするほど、
負担を感じていないようで今の所、話題にはなりません。


絶対、行かないといけないルールが我が兄弟にはないので、
とりあえず、今回はお墓いけたよ! 
      みたいな感じの気ままなお墓参りです。


って色々考えてみるけど、叔母の墓じまいについての悩みにピンときません。


叔母が死んで、子どもたちが負担だったら、
その子どもたちが、墓じまいすればいいんじゃないのかな? 
と私は思うんですけど、、、。違うのかな?


叔母と電話を終えてから、改めて叔母って、大変だなって思いました。


戦争真っ只中の子ども時代、戦後は日本の高度成長期の土台になり、
我が子に同じ苦労をさせたくなくて、
親はいいから都会に出て豊かな生活を送れるようと援助しまくり、
老後は、子供の世話になりたくないからって年金切り詰めて、
それでも子どもには1円でも多く残して、この世を去りたい。って、
そんで、墓もなしにしたい。


      何だか、その思考回路が寂しいです。


でも、叔母の心配なのは仕方がないし、思考もそうそう変わらないと思うので、
叔母が死んで、いとこたちが辛そうで負担そうに見えたら、
私が墓じまいをいとこたちに進めるから、
墓じまいの件は、叔母が考えなくていいんじゃない?って、今回は電話を切りましたが、
いとこたちは、みんな私より年上なんですけどね。
なぜか大きな口を叩いてしまいました。    


そのあと、いとこから(叔母の子どもから)、
最近、叔母の老いが加速してるから、叔母の持ってる貯金をぼちぼち
生前贈与するように、叔母に私から言えたら言ってほしいと言われた。
心配事は、立場が変わると内容も変わる。


 「親の心子知らず」 に 「子の心親知らず』   


私には、親がいないから、本当よくわかない問題ですが、
時が解決する問題ですからね。
生きている間は、少しでも幸せでいてほしいです。  


ちょっとナーバスな話でした。


             

ことわざ辞典より

親の心子知らず

【読み】 おやのこころこしらず

【意味】 親の心子知らずとは、親の子に対する深い愛情がわからず、子が勝手気ままにふるまうこと。また、自分が親になってみなければ、親の気持ちはわからないということ。

                 


たこ焼き食べたくなったけど、
たこ焼きソースがないので、なんちゃって明石焼きに挑戦。


醤油の色が濃くて、ちょっと違う気がするけど 気分は明石焼き

 
     最後まで読んでいただきありがとうございました。