今に感謝 

小さな幸せに感謝。普通の日が送れたことに感謝。日々のブログ。

コロナ と デモ  夢の世界「サマリテーヌ」 と 現実の世界

21日のカステックス首相の発表では、
ワクチンが非常に効果的で、
現在の新規感染者の96%がワクチン未摂取者ということや、
これからの対応は地域ごとに異なり、感染率が上がったら、
今では、外でのマスク着用が解除されていますが再義務化や
レストラン・バー・カフェの時間短縮や閉鎖になる可能性があると。


ワクチン接種センターへの攻撃が現在までに11カ所で起こっていて、
センターの部品の破壊(壁などへの落書きや、建物の破損、消防ホースの切断など)、
地方では放火があり過激に向かっています。


ワクチンは、打ちたい人もいるので、
こういう風に反対行動で、妨害する意味が私には理解できません。


打ちたくない人への保護的な運動なら、
他にも方法があるのではないでしょうか?
例えば、7月24日(土)の、
フランス全土で反ワクチン派、反パス・サニテール(衛生パス)派の
反対運動のデモがありました。


ちょうどその時パリにいたので、
⇩  所々通行規制や、
⇩  パトカーのサイレンや機動隊などのバスの縦列走行も
⇩  受け入れます。
⇩  暴動は、受け入れられません。
⇩  
⇩  いろんな考えがあるのだから。
⇩  でも、放火とか、ワクチンを破棄したり、
⇩  使用できないようにすることは、
⇩  反対派の一方的な考えではないのかな と私は、思います。
⇩ 
⇩  ★モデルナワクチン12-17歳使用推奨へ
⇩   欧州医薬品委員会はモデルナワクチンの使用を12歳から17歳に推奨。
⇩   学校における衛生パスポートの提示は求められない。
⇩    ・12~17歳の青少年への衛生パスポートの適用については、
⇩   9月末まで延期する。と発表されていました。
⇩ 


ここにきてました。。。
セーヌ川のほとり、ポンヌフのたもとにそびえるサマリテーヌ

Monnaie(モネ)通り側の外観。  左側がポンヌフ  正面がアール・ヌーヴォースタイル


2005年に休館となり、16年間 長きにわたって閉鎖されたままで、
     6月23日にリニューアルオープンしたばかりです。
     新装開店までにかかった費用は7億50万ユーロ
      (日本円でおよそ990億円)にのぼるそうです。
     庶民の私には、桁が違いすぎて、、、
          Σ('◉⌓◉’)  何がどうなのかすらよくわかりません。。。


「サマリテーヌ」は、3つの建物に分かれていて、
ポンヌフに面したアール・デコスタイルの建物、
その内側がアール・ヌーヴォー建築。
この2つは歴史的建造物の部分だそうです。
北側のリヴォリ通り側に新しくガラス張りの建物の設計を担当したのが、
日本のSANAA。
妹島和世さんと西沢立衛さんのふたりの建築家ユニットだそうです。


妹島和世さんの木の彫刻 発見  
日本人の活躍を拝見すると、とっても嬉しくなります。すごいですね。



パリの他のデパートに比べると小さくて、ファッション、コスメティック、
そしてガストロノミーが中心で、今までのデパートではないようです。
商業施設としてというより、美術館や博物館のようで素敵すぎました。


最上階では、
旬のシェフたちの料理する厨房が視界に広がり、
夢のような空間を味わうことができました。


訪れる人を、幸せにそしてワンラックアップさせてくれる様な素敵な場所でした。


色々、値段を気にせずお買い物をして、レストランでお食事なんてしたら、
気分も、もっともっと高揚するんでしょうね。  


場所的に、観光で来ている人が多いので、
リラックスして入店できて、
目と心の保養散策に、すごくいい空間のように思います。  


セーヌに面した「シュヴァル・ブラン」という
超高級ホテルが9月7日にオープンがするそうです。


宿泊料金は1室1泊1050ユーロ(およそ14万円)からで、
サイトでは予約がスタートしているようです。


    サイトはのぞいていませんが(笑)  きっと、いっぱいでしょうね。
  


   こんな華やかな世界もあれば、こんな現実もあります。


衛生パスの書類偽造で、6人が警察に拘束されたそうです。


一人は、7月21日に、グルノーブル市のAlpexpワクチン接種センターに勤務する女性が
パス・サニテール(衛生パス)を偽造した疑いで警察に拘束され、
7年の懲役刑と10万ユーロ(1300万円)の罰金刑が
科せられるかもしれないと報道がありました。。
12件の偽造書類を作成し、1件あたり250ユーロ、
仲介人からの紹介分は100ユーロを受け取っていたそうです。


キャンピング施設については到着時に衛生パスの提示が
義務付けられていますが、滞在期間中に外部に出かけても
その後は提示の必要がないので、
人が入れ替わってもわからないようです。


レストランも衛生パスの提示は必要ですが、
身分証明の確認はないので、貸し借りが可能であるという、
なんとも中途半端な状態で進んでいるのもどうかと思います。


       違反者や犯罪が増えてしまいますね。


     しかし、どっちの世界も、現実なんですよね。
     
        扉一つで世界が違う  



今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。