フランス　対テロ警報が最高レベルに⚠️高校の対応

2023/10/14 16:08

フランス北部のアラスというところで、
学校で教師1人がなくなり、2人が重傷を負った事件。

欧州最大のユダヤ教徒コミュニティーと
イスラム教徒コミュニティーのあるフランス。
これからどんなテロが出てくるのかと思うと、本当に怖いです。

政府は、事件がイスラエル・ハマス間の紛争とつながりがあることは
　　　　「疑う余地がない」と言っています。

こんな日の昨日、娘の高校で18時から父兄会が予定されていましたが、
15時過ぎには、延期のお知らせが入りました。　　

そして、19時前にまた学校からのお知らせがありました。
その中にいくつか驚きの内容。

⚠️月曜日から、学校に入る前に全生徒のカバンチェック。
　（１０００人近い生徒）
⚠️一度学校に入ったら、外に出ない。
　（授業と授業の間にタバコを吸う生徒がいる。）
　タバコを吸う生徒用の喫煙場所を構内に設置する。
⚠️学生証明書のカードを忘れたら、
　パスポートかIDカードを提示して入校可
⚠️学生証明のカード紛失の際は、
　パスポートを持参し５€を支払い再発行
⚠️生徒同士でも玄関前で待ち合わせしない
⚠️学校関係者、生徒以外の校内立ち入り禁止（父兄も含め）

学校は、日本のように玄関がずーと開いていることはなく、今までも、
始業時間前後10分くらいに玄関が開き、学生証明カードを照らして入ります。
始業と同時に玄関が閉鎖されて、校内に入ることが基本できません。
休憩時間に、玄関が開場されます。

セキュリティーがしっかりしているようですが、
授業開始時間が、各クラスで違うので、
高校なのに、日本の大学のような感じで、
8時始まりだったり、9時だったり、教師がお休みだと、
10時開始などと時間割によって、開始時間が生徒によって違います。

ランチタイムも様々で、ランチを挟んで前後の授業のない生徒もいるので、
自宅に帰ったり、校外へ食事に出かけたり。

そんな感じなのですが、全生徒のカバンチェックは大変だろうな。
って言ってたら、そのうち

空港のX線検査装置みたいなのができるのかな？　
（美術館やコンサート開場などにあるようなゾーン。）
なんて、娘と話をしてたら、
すでにパリ市内の私立の高校などでは、設置されているところもあると、、、）

ウクライナ対ロシアの戦争があり、
またイスラエル・ハマス間の紛争？（戦争）の拡大によって、
生活がどんどん変化していく。

不穏な日々がしばらく続きそうです。

同じアパートに住むご近所さん
数日前に、イスラエルに住む家族と連絡が取れないと、
とても悲しんでいました。

昨日、偶然玄関でお会いしたので、
連絡はつきましたか？　
と聞いたら、安堵した表情で　
はい。ありがとう。
今は、安全な場所に避難していると言われていました。
何はともあれ良かったです。

テレビのニュースは、そのままの映像だから、（死体などもぼかしはありません）。
遠くから見守る家族は、私たち以上に辛いと思います。

そして、夕方のニュースでは、
マクロン大統領は現場となった学校を訪問していました。
「イスラム主義のテロリズムの野蛮行為」を非難し、
「テロだろうと何だろうと、我々を決して分断させない」よう、
国民に「団結」を呼びかけました。
こういうところ、すごいなと本当に思います。
いろんな政治の見方があるんでしょうが、
一般的個人の私見ですが、
不安になっている国民へのメッセージの迅速と、
影響力の大きさは、日本とは全然違うと感じまています。

日本政府の対応の遅さをよく耳にしますが、やっぱり危機管理の違い。
国によって経験値が違うのかな？　

未曾有の災害だとか、事件とか、想定外とか、、、
そういうことより、まず現場に赴く姿勢が違うのかな？　

と、一国民目線の感想です。

昨日は、隣の町の高校で爆弾騒ぎ。　先週に続き、また金曜だよ。
　恒例になったの？　　って、嘆いていました。

いつか本当にどこかの高校が爆破されたら、、、と気が抜けない情報です。

せめて家では、安息な場所、平和に楽しい食事
ができればと、色々工夫しています。
料理の準備に没頭していると、不安も減ります。

先日の大量の魚の消費に励んでます。