今に感謝 

小さな幸せに感謝。普通の日が送れたことに感謝。日々のブログ。

東フランスのムーズ県(Meuse) Verdun(ヴェルダン )

今回は、子どもの希望 で 
第一次世界大戦中 ヴェルダンの戦いがあった
東フランスのムーズ県(Meuse)Verdun(ヴェルダン )に行ってきました。


街にはたくさんの兵士のモニュメント

           
ミューズ川すぐ横に位置する観光案内所前


 


記念館

見学には約2時間と書かれているのに、倍の4時間滞在。
歴史好きの夫と子ども 端から端まで 見る読む 見る読む 体験する。 
(大きな声では言えませんが、わたし的にはさっさと終わらせたかったのが本音
 
残存するドゥオモン要塞(fort de Douaumont)や
ヴォー(fort de Vaux)要塞。

ドゥオモン納骨堂と戦死者墓地 


ドイツ軍とフランス軍の戦いで、1916年2月21日に始まり12月16日までにフランス軍362,000人、ドイツ軍336,000人の死傷者を出したそうです。


ここの墓地にはフランス人戦死者
近くには、ドイツ人やこの戦争で亡くなった兵士の方々のお墓がたくさんありました。
墓標の下には、遺骨などはないそうですが
105年前に繰り広げられた無残な戦争の歴史に心が痛みます。
いろんな場所での写真撮影は可能でしたが、
心が重くなりあまり撮影できませんでした。


近くにある破壊された村の跡地を見学をしてきました。

爆弾などでえぐられた地面がそのまま残っていて、
爆弾や手榴弾が埋まっているので危険地帯もありました。


今でも約13000人の遺骨が見つけられずに、
私たちが歩いた地面にも兵士が眠っているそうです。


兵士の手紙 
マモン どうして僕を産んだの?こんなことをするために僕は生まれてきたの?


           息がつまるような短い手紙 


   

   



       人々の記憶から、絶対絶対消してはいけない過去

  

     



子どもが学校で、
全国歴史コンクールに参加するクラブに9月から所属していています。

クラブに参加しているメンバーは、中学最終学年の30名ほど。
普通の授業のある日にそのメンバーで、学校外の社会見学に行ったり、
また別の日には、真の歴史を理解するために、
迫害を受けたユダヤ人の方から生の体験を聞き、
ユダヤ教の教会やモニュメントなどに行き、
教科書や資料をなぞるだけではない体験をさせていただいています。


多民族が暮らすフランス、様々な人種、言語、宗教、文化が混在する中で、
その国々の方の背景を知ることで、一対一の人間同士で尊重しあえる社会人に
なってほしいなと願います。大切命をつないでいく未来へ。

そんな思いで、ちょっといつもと違う重い旅でした。


  


    



雲海がすごく綺麗でしたが、ちょっと運転は怖かったです。

 2泊3日の予定だったけど、ちょっと心が重くなってしまったので、
 気分転換にがしたい!!! 
 ここから、ベルギーの綺麗な街シリーズに行けそうな距離。


 子どもの衛生パスが3日間だけ有効で、
 フランス国内ではレストランでの食事すらできないので、
 本当なら帰宅か再検査なんだけど、


 ベルギーは、衛生パス義務がない!!!
 しかも、まだ秋バカンスが始まってないので(今週からだそうです)、

 ホテルも見つけられたので、ベルギーへ。
  
     今日も、最後まで読んでいただきありがとうございました。