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「フランスの最も美しい村」29 ロシュフォール・アン・テール/ROCHEFORT-EN-TERRE

フランスの最も美しい村シリーズ 29番目

  

  (2024年現在 フランスの最も美しい村認定の村は176)


   
ブルターニュ地方で登録されている、最後のフランスの最も美しい村です。


モルビアン湾と、アーサー王の剣が眠るメルラン・ランシャントゥールの森
を結ぶ道の間にあるこの村は、
大地と海との交易を監視するための石の砦(roche forte)として築かれました。


街の起源は11世紀にまで遡り、深い谷に囲まれた岩山の上にあったため、
戦略的に国の最重要拠点としての役割があったようです。


有料の駐車場に車を止めて村の入り口へ
左手がロシュフォール城公園     右手が村の中

最初にロシュフォール城公園へ 門から

 

美しくて空気が清々しい    のんびりのんびり 

     

まっすぐ歩いていくとお城の入り口です。 
朽ちているのに怖くなくて、早く奥へ進みたくなり足早になりました。

      

広い敷地内のチャペル

 

鮮やかな真っ赤な扉は開いていました。 
         我先に中を覗くTora  😊

 

チャペルの正面に立っているのがロシュフォール城

12世紀ロシュフォール家の城が築かれて街が繁栄したそうです。
現在は村の所有になって、一般に開放されていますが、


1488年にブルターニュ公国が、フランス王国に敗北し廃城を命じられた際に、
フランス王妃アンヌ・ド・ブルターニュが後見人となり、
ブルターニュ公参謀、リウ=ロシュフォール・ジャン4世によって城は再建されました。


その後、20世紀初めにアメリカ人画家アルフレッド・クロッツの館になり
現在に至るそうです。 
長い歴史の中で、こうやって保存されて来たことが素晴らしいですね。
お城の中には入れませんでした。

   

街の高台にあるので、この門をくぐると村が一望できました。

歴史を感じる旧市街へ
一本の藤の木が綺麗に数軒の家の壁をつたいとても美しい

    

「ゼラニウムの村」の愛称で知られています。
 夏の季節は真っ赤に彩られているのかと想像しながら歩きました。


どんどん進みます。ワクワク いろんなお店があります。楽しい。

   

村の中心地を通り抜けて観光案内所へ 
村の地図をいただいて見所の経路を教えていただきました。
   
中央の広場  ブルターニュらしい花崗岩や彩豊かな木組みの民家が立ち並んでます。

14世紀から17世紀に建てられた建造が並びます。

    

街の少し低くなった窪地に建てられた
ノートル・ダム・ド・ラ・トゥロンシャイ教会
言い伝えでは、ノルマンディーからの侵略の際に
隠された聖母マリア像を発見した羊飼いが、この場所に教会したと。


 教会内にはその出来事が美しく描写されたステンドグラスが残されています。

  

村の小道を下っていくと、村の周りを流れる小川に洗濯場が残されていました。

  

村の面積は、1,22 km2と 小さな小さな村なのに、豊かな歴史を感じさせてくれ、
  その当時の生活をリアルに思い描き、心も豊かな気持ちで満たされました。


    今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。