思春期のうつ病
雨降りが続き、どんよりお天気の多い 季節になってきました。
先日、こちらにきて在仏歴の長い方々とお話ししていたら、
この季節になると、
うつ症状のお薬を服用すると一人の方が話すと、
私も服用するわよ。
先週末から、服用開始したの。
結構、こちらでは、日本人に限らず多くの人が服用していて、
ちょっと落ち込む時は、心理カウンセリングなどにも行くそうです。
私も気持ちが落ちることはよくあるけど、
いろいろ聞いていると、
まず眠れなくなると皆さん口を揃えて話していました。
私は眠れなくなるということが、おかげさまでないので幸いです。。
家に帰り、夕飯で話題にしたら、
子どものクラスでも7〜8人の子が、うつのお薬を服用しているし、
何らかのカウンセリングに通っているという。
えー〜ー こっちの方に驚いてしまった。
いろいろ大人の事情は察しがつくのですが、
子どもの事情 小学生の頃の私は、
お馬鹿まっしぐらで外遊び中心だったので無縁で過ごし、
両親が亡くなった12歳なんてまさに思春期突入時期で、
心が壊れてもおかしくなかったのに、、、と振り返ったりして、
何が違うのか気になるところです。
高校生で、、、思春期のうつ病 稀になるのかと思ったら、
35人のクラスで7〜8人いるという。
5人に一人 そんなにいるんだ。
発症するタイミングとか、きっかけとか何?
思春期のうつ病の原因は、はっきりわかっていないようですが、
子どものうつ病は周囲の環境
(勉強、友人関係、家族関係、近親者の死など)に大きく影響を受けるようです。
また、遺伝的な要素も関係していると言われているようです。
日本でも、小学生で10人に一人の割合、
中学生になると10人に2人の割合で発症しているようです。
子どもの発症率は日本とフランス同じくらいなんですね。
こちらでは、複合ファミリーが多い。
実際、クラスのうつ治療中の子どもの8人中、
5人は複合ファミリーだそうです。
両親が離婚すると、親権が両方にあるので、
1週間は母親、次の週は父親と交互の家に子どもが移動。
週末だけ、父親(母親)の家で過ごす。
お互いの都合が悪いと、祖父母やシッターさんが、その時の担当の親が手配する。
そんな感じで過ごす子ども。
親が再婚すると、家族が一気に増える。
双方の子どもがいると、これがまた複雑になるらしい。
そこに、子どもが生まれたりするとこれまた複雑な家族構成
今の日本の事情はあまり詳しくないのですが、
離婚するとこんなに頻回に両方の家庭を行き来しないようなイメージがあります。
こちらの子どもたちは、大人びて見えます。
両方の家庭を行き来することは、
親が離婚すればそうなるのは当然だからと
受け入れているそうです。
だけど、各家庭の状況が好きというわけではないそうです。
母親が好きな子もいれば、父親が好きな子もいる。
1週間(親の取り決め期間)の我慢をすればいい、、、と
割り切っている子が多いそうです。
(我が子が友達から聞く感情)
両方嫌いな子もいるとか、、、居場所がない子ども
子どものうつ病は周囲の環境が大きく関係していると言われている
子どもは子ども 親は親
親の幸せが子どもにとって一番とよく言われるけど、
心が成長過程の子どもの心身には負担が大きい
体験しないとわからないので、
私が何か言える立場ではないけど、 複雑 しか言葉が出せない
我が子と、そんなクラスメートの話をしながら心が苦しくなったりしました。
夫の会社にも、結構その病名で診断書が出て、
お休みをとっているよ。 って、、、
新人で入っても数日で来れなくなる人もいると。
そういえば、日本の大企業で働く友人が、人事担当だった頃、
学生の面接で、成績や面接が良くて、いい子でも、
まずは、学校の出席日数を確認すると言っていたことを思い出しました。
これからどんどん暗くなる季節。
美味しいもの食べて、よく寝て、心身整えていこうね。
って言ったら、全部できてるからとりあえずいいね。 って返事がきました。
美味しいもの提供できているのね。よかった。
季節の変わり目、日本も涼しくなってきたそうですが、どうぞお体ご自愛くださいね。
環境を整えることに気をつけていこうと思います。
パリで先日追い抜いていった車 オープンカー
きゃーきゃー 声が聞こえるので見たら、後ろ座席の娘さんと目があった
手を振ったら、満面の笑顔で手を振り返してくれました。
一家で車の間を、フラフラ 縫って走る 楽しそうでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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