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日々のブログ。

パリに駐在していた友たち その後

突然のお知らせ


久しぶりに、こちらに来てから知り合った、
友からメールが届きました。


私が、渡仏して間もない頃に少人数の語学学校で
ご主人の転勤で同じ頃に来られた方


そこで、4人の駐在の奥様たちと出会いました。
ご主人の職場はバラバラで、私含めて知り合いがほとんどいない方ばかり。


子供がいないという共通点で、時間も関係なく、語学学校の帰りは、
パリ市内観光、食べ歩き、美術館巡りをして楽しみました。


とても仲良くしていただき、慣れない土地でしたが、
とっても楽しく過ごすことができました。


そんな皆さんも、一人帰国、また一人帰国となり、
5年の間に、全員日本に帰国されてしまいました。


その後も、パリに来られた時や、新たな駐在国からの乗り継ぎなどの時は、
連絡いただいて数年に一度単位ですがお会いしていました。


帰国後、一番若かった30代前半のHちゃんが子宮ガンで亡くなり、
2年前に、5歳年上の方が、突然の脳出血で亡くなりました。


そして、先日、2歳年上のMさんが亡くなったとメールが届きました。


新しい赴任先に行くときは、新しい国 って若い頃はウキウキしたけど、
回を重ねるうちに気が重くなって、知り合いもいない所、不安だし、
いつも仕事も中途半端に辞めないといけないし、
現地でも気を使うことが多いから辛いことが多いよ。 
って1番しんどそうだった。


3人とも、亡くなってからご主人からのメールで知りました。


彼女がどうして亡くなったのかは、書かれていませんでしたが、
最後まで頑張っていたけど力尽きました。


と書かれていたので、病に苦しんでいたのかと想像します。


3人が亡くなってしまい、心に大きな穴があいています。


数年に一度だけ会える日を楽しみにしていたのに。心の支えの友たち。
パリ市内のあらゆる場所を一緒に歩いた日々。


彼女たちに出会う前までは、駐在と聞くと、
素敵 いいな〜 って思ってたけど、見えている部分、見せている部分とは、
想像がつかない苦労や、心労をみんなそれぞれ抱えていました。


私はシチュエーションが全然違うので、
意外と一対一になると重い話になることもしばしば。


そんな時も、呑気にふんふん 聞くだけだった私。


今回ご主人からのメールで、
妻にとって貴方は、、、
心が詰まり読み進められないくらいの内容が綴られていました。


亡くなる前にもう一度会いたかった。
もう、日本に帰ってもどこにもいないのかと思うと心が張り裂けそう。


お別れに行けなくて ごめんなさい。 


会いたい 会いたい 


みんな早すぎるよ 無念だよ。 
夫が退職したら、のんびりまた遊びにくるね。って約束し たのに。
  
貴方が大好きだったパリからご冥福をお祈りしています。


彼女たちと一緒に過ごした場所 変わらないパリの街並みに入ったら、
いつでも思い出してしまう楽しかった日々 あなたたちのこと忘れないから。 
もう一人の友も、病の治療中 はっきり病名は聞かなかったけど、
しんどい御身をしていると言ってました。元気になったら会おうね。 


次、帰ったら会う約束をしました。 病気が治ってるといいな。

   

 Mさん たくさんの思い出をありがとう。


   いつも読んでくださりありがとうございます。